2017年11月5日日曜日

十勝の家畜糞尿から「1400億円の電気」

新くりりんセンターを考える会


 新くりりんセンターを考える会は28日、5回目の例会を行い土谷特殊農機の土谷専務からバイオマス発電についてレクチャーを受けました。

 土谷専務は「家畜の糞尿から電気を起こす、バイオマス発電が広がっています。現在、全道34か所(十勝は18カ所)、建設中が11か所(十勝5か所)と広がっている」と報告。「乳牛22万頭の糞尿で発電・売電額は1400億円」とし、「新たな産業と雇用になる」と強調しました。

 「会」では、ごみの減量に生ごみの資源化が必要と考え、バイオマス発電が有効な手段と質問がだされ「生ごみを混入することによって、発電効率が上がる」と説明されました。

「ゴミを燃やさない、埋めない」「糞尿で発電」            


 「会」は、ゴミ問題など環境問題と自然・再生可能エネルギー問題を一体として考え、富良野市のゴミ処理施設やリサイクルセンター、苫小牧市のバイオマス発電所、鹿追のバイオマス発電所などを現地視察を行い、帯広市のゴミ問題にどう活かせるか議論してきました。今後多額の再建築費をかけての「くりりんセンターの建替え」の是非を含め検討を進めていきます。