2018年4月8日日曜日

ゴミを「燃やさない、埋めない」

「もったいない十勝をつくろう」


「世界の焼却炉の3分の2が日本にある」

ゴミ問題を考える学習講演会


 帯広・十勝のごみ焼却場「くりりんセンター」が老朽化による建替え構想が進められています。250億円にも上ると言われる建て替えではなく、ゴミを「燃やさず資源化を」と市民の学習会が続けられています。

 31日には、首都大学広瀬立成名誉教授を迎えての学習講演会が行われました。広瀬先生は「物理学者として地域のゴミ問題に係わってきた。ごみは燃やしても質量が変わるだけで無くならない。先進国で焼却しているのは日本くらいで世界の焼却炉の3分の1が日本に」と強調。「ごみを蓄積するのではなく自然に返す循環が必要。ゼロ・ウェイスト(=もったいない)宣言の自治体が欧州や米国で増えてきているが、日本では数自治体に留まっている」とし、「大量生産・大量消費・大量廃棄の社会から、もったいない社会への転換が必要。帯広・十勝に適した環境問題の構築を」と訴えました。